思いを馳せて…

むかしむかし… 八戸に遊郭があったって、知ってました? あったそうです。小中野に。 以前のブログに書きましたが、場所は小中 野6丁目、この通り、行き止まりながら幅 12Mもありまして、現在でも不思議な雰囲 気。 そこになんと今でもあります。遊郭。 あっ、いや、おばちゃん一人で運営する旧 遊郭建築、新むつ旅館。 (写真奥の黄色い明かりの看板) 明治の終わりにこの地域は大火によって ほとんどの遊郭が消滅、何軒か残った建築 の一つで、現存する唯一の建物がその旅館 です。 (一軒を私が解体、唯一となってしまった…) 100年前のシーン、女郎さんや、おいらん お通り、小走りに進む旦那様や漁師の親方… そんな風景に思いを馳せて設計した「籍歴 の家」が完成、展示会を開催させていただ きます。 12月2日と3日の土日、時間は10時から17時、 今回はオーナー様のご厚意で、どなたでも 自由にご覧いただけます。 (子供さんは抱っこ) お時間ありましたら、ぜひ場と通りの雰囲気 をあじわいにいらしてください。 よろしければ…  この通りの100年前の人々に思いを馳せて。 http://horisoto.jp/openhouse103.html あっ、そうそう、ケクーカフェの超おいしい コーヒーが無料で味わえますよっ!        ・

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始まりました。新作…

八戸市内に こんな住まいを計画していまして… いよいよ着工しました。 南西側には隣接する2階建住宅、東側にはアパート、 北東道路アプローチ、西側には公園緑地道路という 立地、初めて敷地を見たとき、なかなか手強い ロケーションサイトと直感。 案の定、敷地拝見から初期基本のプラン提示まで 3ヶ月を要しました。 提案した計画はとっても面白いもの。2階リビングと ガラスのブリッジ、2層吹抜けの中庭と空中テラス… 敷地の弱点を豊かさに変えるプランです。 外観もとっても面白い提案。外装は企業秘密の特殊 仕上げです。 面白いと言えば… こちらのオーナー様、ご依頼のされかがとっても 面白いです。 八戸市内で一番いい住まいと思う家にピンポン! で、設計者を聞き出し、私に連絡をいただくという、 とってもうれしいきっかけ。 来春には完成。 皆様、完成発表をぜひお楽しみに。 と、いいますか、 オーナー様ご夫婦がもっとも楽しみですよね。 あ、いや、私も負けじと楽しみ…  近作や今後の計画は、面白い計画の自信作が続きます。 たまにサイトをのぞいてみてください。 http://horisoto.jp/

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混構造ガレージのこと

この車庫、ぱっと見いかがでしょう? 当社の合理的なガレージ、名付けて 「半固定混構造ガレージ」です。 そう、またご依頼を受けまして、南部町の住宅前に 作ってしまいました。 このガレージの特徴を少し紹介したいと思います。 こちら、構造強度的にはものすごく合理的。 鉄筋コンクリートの安定的な強度と木の柔軟性を 丁度いいバランスで組み合わせて出来ています。 例えばこの写真以上にコンクリートが立ち上がれ ば、コンクリートの自重によって鉄筋量がやたら と増えます。 一方、木造だけにしますと、積雪時に地震が来た ときの水平力が足りなくなって、耐震壁がやたら と必要になったりして、つまり、よく見る物置の ような車庫になって… なんだか美しさを失います。 (本来、積雪と地震を同時に想定しなくていい :だから最小強度のメーカーカーポートはよく 壊れる:北東北は積雪時の地震は、かなり起こ りえる) いやしかし、実はこのガレージ、たいした配筋 ではないし、たいした木の太さではありません で、なのに完成するガレージはすごい高強度で、 すごくシンプル。そう、一石二鳥みたいなガレ ージなのです。 少し前、JIA建築家にスライドで紹介しました らご好評を得まして自分でも少々自信を得たと ころ。 で、現在も小中野でも作っておりまして… 興味おありの方は次回、小中野の「籍歴の家」 展示会(12月 2日・3日)でご覧いただけます…

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なんと言っていいのか… 重い話題。

突然ですが 大震災からずいぶん経ちました。 直接被害の無かった私たちは だいぶ前の出来事にも感じてしまいます。 復興は進んでいるとはいえ、 めっきりニュースにも流れなくなりましたね。 先日、所用で福島県浪江町を訪ねました。 その、街の異様な雰囲気を感じると、涙が出る思い。 帰還された人はほんの少数、街は取り返しのつかない ダメージを受けていました。 人のいない街に、街灯だけがむなしくかがやき、 人間のあやまちとその後の対応に、あきれるばかり。 最近読んでいる本「サピエンス全史」によると、 私たちが滅ぼした親戚ネアンデルタール人や 隣人ホモ・エレクトスは200万年も生きて、 私たちホモ・サピエンスはたった1万3千年しか 生きていないそう。 最も凶暴で最も残念な人類が生き残ってしまった。 なるほど、浪江町を見て実感。 帰路、海岸線に出ると、遠くに見える第一原発からは 冷却装置の轟音が闇夜に不気味に響いていました。 廃炉、復興がしっかり進むこと、願うばかり。 スミマセン、今回はこんな重い話題。 読んでいただき感謝。

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おもい、おもい…

昨日、十和田の「東六番町の家」がオーナー様ご夫妻へ お引き渡しとなりました。 当社のこの儀式はだいぶお時間をいただきます。 なにしろ家一軒すべてについて素材や工法、設計プロセスやそのいきさつ、 注意事項から使用方法、さらには生活スタイルまでお話します。 よって2、3時間コースがザラ。 この日も2時間半かけてのご説明とあいなりました。 長い。 最後は書類や鍵などすべてお渡しして、業務遂行完了。 このとき、普段言葉少なな顧客ご主人が突然 「ほんとにほんとに…いい家です…」 「待ったけど、ほんとに待って良かった…」 「こんな家に住めるとは…  …思っていなかった」 ご夫婦お二人、海外で長く長く活躍、しっかり働いてしっかり貯金して 晩年はゆっくり、生まれた街で過ごす、 きっとそのシーンを夢見てがんばってこられたことと思います。 その夢のシーンのほんの一部をお手伝いが出来た、 昨日のお引き渡しはまさにそんな瞬間でした。 お金に「重さ」という指標があるとしたら、 住宅資金は、その顧客の強い思いによって 重く重く意味をもちます。 私ども、おもい、おもい、しっかり受け止めますよ!

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